そろそろボーナスの季節ですね。今年のボーナス支給状況はどうでしょう?巷では航空業界が厳しい等のニュースがあり、相変わらず厳しい状況であると思われますが、周辺の友人や付き合いのある会社経営者に話を聞くと、昨年よりも更に業績が上がっているので、ボーナスを増やしたり新規事業に積極的に乗り出したりと景気の良い業界もそれなりにあるようです。
みなオジはどうかというと、個人事業なのでボーナスもへったくれもありません。そういう意味では、サラリーマン時代はボーナスや昇給時期の近くなるこの時期で一喜一憂できてある意味幸せな気分だったと思います。(人に給与額を握られているという意味では、心理的ストレス以外の何物でもないと思いますが、当時は心の底からの雇われ人気質が根付いていたんだと思います。
ボーナスの意味合いとして大きいのは、(生活費に消える月の給与とは異なり)やはり自分にご褒美が出せるという特別感ではないでしょうか。はっきり言って、自分へのご褒美を出す人はお金の溜まらない体質の筆頭格と言えるのですが、そうでもしないと日ごろのフラストレーションが図れないというのもある意味事実でしょう。
さて、前置きはこの辺にして、今日はサラリーマンのお楽しみであるボーナスで購入したいロレックスをみなオジ的に考察してみました。
目次
時計選びのポイント
まず、時計選びのポイントですが、せっかく「サラリーマンが」「ボーナスで買う」という条件付けしたので、それにマッチした選定ポイントを考えていきましょう。
ちなみに、ボーナスのどのくらい注ぎ込むかだって?ボーナスの半分は貯金したいだって?そんなんじゃ、この企画成立しないぞ!!ここは、ドーンと自分への投資だと思って「ボーナス全額」突っこんでいこうじゃないか!
すぐ購入できるモデルである事
ボーナスが支給されても、プロフェッショナルモデルの様な人気モデルは店頭に並んでおらず、すぐには買えません。また、社会人であることから、時間的な問題で頻繁にはロレックスマラソンできませんし、そんなことにかまけていては冬のボーナスに響きかねません。ですので、ボーナスで買うロレックスは基本的に店頭に在庫のあるモデルにすべきです。もちろん、金に糸目を付けぬという方であれば、並行店で定価を上回る額で購入するも良しです。
サラリーマンらしいモデルである事
次に挙げるポイントとしては、サラリーマンが買う時計という事で、その時計がその所有者の次なる昇給・出世へのパワーにならなければいけないと考えます。その為、サラリーマンらしい(ビジネスシーンで使える)モデルであることを意識して選びたいですね。
日本の平均的なボーナス額っていくら?
まず、時計選びは予算からという事で、世間のボーナス支給額と乖離してはいけませんので、まずは日本のサラリーマンのボーナス平均値を確認してみましょう。
民間企業(事業所規模5人以上)のボーナス支給額は、平均37万4654円(前年比-2.3%)と、20年冬のボーナスに続き、減少する見通しを明らかにした。
2021年夏のボーナス見通し(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
いきなり、厳しい現実…。やばいな…いきなり企画倒れか?でもまあ、あくまで「平均」だから、40歳くらいなら50万円位は行きますし、このブログを見ている様な意識高い皆さんの査定評価は最高ランクだったという事で特別にボーナス60万円ですね。(強引)
現行モデルのロレックスで考えると、エントリーモデルと言われる「オイスターパーペチュアル(Ref.124300)」(以下OP)が頭に浮かびますが、それでも定価は621,500円です。
ボーナス額を予算が超えた時に考える裏技
OPの価格が高いか安いかの議論はさておき、平均ボーナスが40万円を下回る状況で、この価格の腕時計をポーンと買うのは結構勇気の必要です。
その1 小型のモデルを候補に加える(サイズダウンさせる)
ここは、妥協点を探る必要があるでしょう。まず、第一の妥協案としてはサイズダウン(メンズだとケースサイズ34㎜が限界)することで、555,000円まで落とすことができます。(やった、これでボーナス高査定のアナタは購入できました!)
ちなみに、34㎜はいわゆるボーイズサイズと言われる大きさですが、先日公表されたエクスプローラーⅠの2021年モデルはケースサイズを39㎜から36㎜にダウンさせているので、現在の流行としては小型化に進んでいるのかもしれません。
その2 中古を選ぶ
若手のサラリーマンでこれから脂が乗ってくる人には、給与の伸びしろ分を考えてカードの分割払いで…とするとなんでもありになってしまうので、OPに手が届かないという人にはそれらの中古をおススメします。
中古でもロレックス!自分なりの一品を
中古でもロレックスはロレックスです。保証書なども揃って30~40万円の価格で出会ったらラッキーかも知れません。エントリーモデルというだけあって、OPは性能もデザインも非常にシンプルで着ける人を選ばない間口の広さがセールスポイントです。中古というと敬遠してしまう人もいるかもしれませんが、中古ならではのオンリーワンを探す楽しみもあります。中古押しする訳ではありませんが、みなオジもファーストロレックスは中古でした。
意外な掘り出し物に出会える可能性も
中古品はきちんと手入れされていれば経年した味わい(経年優化)がありますし、実際に「アイボリーダイヤル」なるエイジングが施された事によって中古市場で高値で取引されているという例もあります。
過去ブログ 「ロレックスを買い取ってもらった時の話②」は→コチラ
メモリアルロレックスなんていかが?
例えば、自分が30歳なら自分と同じ製造年のモデルを探してみるとかすると、中古時計でも愛着を持って使えるのではないでしょうか。ただし、50年以上も前の時計ですと、それはもはや「アンティーク」の域に入ってしまい、修理部品が手に入らずオーバーホール等の維持費が高くつく等のデメリットもありますので注意が必要です。(ロレックスは現行モデルのオーバーホール(日本ロレックスで行った場合)でも5万~10万円は掛かります)
公務員におススメな一本
民間の夏のボーナス平均37万4654円に対し、公務員の平均は66万1100円となります。この支給額ならこのモデルしかないですね。それはエアキング(Ref.116900)です。価格は67万6500円。
エアキングは元々OPのモデルの一つであり、そこから派生する形で「エアキング」として独立したという経緯があります。その為、機能性もシンプルさを継承しており、オールステンレスのケース本体も派手さを抑えたラウンドフェイスであり、周りから真面目と思われたい(言い換えれば悪目立ちしたくない)公務員にも違和感なくフィットするでしょう。
資産性の高さ=「堅実さの公務員」にピッタリ?
ちなみにエアキングもプロフェッショナルモデルですが、購入制限には掛かっていないモデルなので、デイトナマラソン中でも安心して購入する事が出来ます。(もちろん、不人気モデルという訳ではないです)
まあ、仕事の忙しい公務員がデイトナマラソンしているかどうかは分かりませんが…
ちなみに、公務員は国家公務員法第96条及び地方公務員法第30条で職務専念義務が定められており、一般的に民間の会社員よりも副業に対する許容範囲が狭いです。投資に関しても不動産投資は一定規模を超えて行う事が出来ません。
だからこそみなオジは、公務員にこそ資産性の高いロレックスはおススメしたい。もちろん公務員が勤務時間中に転売ヤーとして店を回るのはアウトですが、プライベートで購入する分には問題なく、これにより転売益を得たとしても、副業には当たりません。実需用としてロレックスを購入して、それを愛用した後に買値以上に売ることも可能で、まさに堅実な公務員向きの時計と言えるのではないでしょうか。
一部上場社員へのお勧めロレックス
さて、これまで日本のサラリーマンの平均と公務員のボーナス平均値からおススメするロレックスを記載してきましたが、いよいよ一部上企業の夏のボーナスで買えるロレックスを選びましょう。
「2021年春季交渉時に決まった夏季賞与・一時金」の支給水準は、東証1部上場企業の全産業ベース139社、単純平均で71万397円。同一企業で見た前年の妥結実績(72万8498円)と比較すると、金額で1万8101円の減少、対前年同期比で-2.5%と、夏季一時金の伸び率としては2013年以来8年ぶりのマイナスとなった。
引用元:一般財団法人労務行政研究所 プレスリリース
エクスプローラⅠ
流石の上場企業ということで予算が70万円台となり、やっと、おススメの選択の幅が広がってきました。とはいえ、実はみなオジ的の頭には、一択しかありません。お勧めするモデルは、ロレックスの定番モデルともいえるエクスプローラⅠ(Ref.124270)です。
売れ筋ランキングでも1位の常連で、迷ったらエクスプローラⅠを買えば間違いないないという様なモデルです。
また、ボーナスに加え月々ロレックス貯金をして予算を増やしてきたという人には「サブマリーナ」(ノンデイト Ref.124060 定価 854,700円(税込))もお勧めです。夏のボーナスなんだから、ザ・夏時計という事で、これを買っておけば海の王者になれるコト請け合いです。夏なので、下記のラバーベルトに変更するとクールな印象に変わり、ビーチで目立つこと請け合いでしょう。
ちなみに、2021年の新作(ちなみに、上述の「サブマリーナ」(左図)は2020年にモデルチェンジしたモデルです。)がそろそろ店頭に並んできたという話をよく聞くようになりました。基本的にロレックスは本体の競争率も高いですが、意外と知られていないのが雑誌やカタログ(特に過去のもの)といった周辺書籍についても、すぐに売り切れてしまいます。何十年もロレックスを愛用している人には本の内容は全て頭に叩き込まれているかと思いますが、コレクションとしても非常に価値があるようで、ネットでは売り切れたバックナンバーが2倍で売られていたりというのが普通にあります。今年からマラソンを始めたという初心者ランナーは是非1冊購入する事をおススメします。
また、モデルチェンジでいうと、今回のお勧めに挙げた「エクスプローラⅠ」は2021年にモデルチェンジ(Ref.114270→124270)を行っており、YG×SSコンビモデルがラインナップに加わり、ケースサイスの変更(39㎜→36㎜)という大きなインパクト(と、多少の混乱)を放り込んできました。
エクスプローラⅠは説明不要のロレックスを代表するモデルですが、価格もそれ程高くなく(ただし、定価ベースで100万を超えないと言うギリギリの価格帯)、派手過ぎない事からも上司や同僚からも睨まれず、嫌味が無く女性人気も高いモデルといえます。冒頭ですぐに手が入るという縛りを入れたのですが、エクスプローラⅠを入手するのは至難の業かもしれませんね。という事で、最後にお詫びで締めさせていただきます。ペコリ