久々のロレックスネタです。
まずは近況の報告ですが、正直なところ全く手応えはありません。おそらく私だけではないと思いますが、以前より更に絶望的な品薄感と競合相手の増加を感じているのではないでしょうか。
まず、店頭に言ってもメンズモデルがほとんどない事(以前はコンビのデイトジャストくらいはあった)、レディスモデルに関しても金無垢のデイトジャストがある位で、いわゆる人気モデル以外のラインナップ(チェリーニ等)に関してもほとんど見かけなくなりました。
値上げの詳細
そこにきて、9月1日からの値上げです(年始に続き今年2回目)。昨年も夏頃に価格改定(値上げ)しており、もはや夏の風物詩となっています。
今回の値上げ幅は7%という事で、一般モデルについてはもちろんですが、デイトナやGMTの金無垢素材については数十万の値上げとなります。左画像のGMTマスターエバーローズゴールド(Ref.126715 CHNR)の2020年の価格は4,050,200円(税込)でしたが、今回の改定で4,676,100円となっています。
確かに昨今の物価高・為替の影響もあるのでしょうが、明らかにロレックスだけ値上げのスピードが異なります。
以前、みなオジが指摘した通り、高い需要を背景に「ラグスポブランドの雄」から「雲上ブランド」のレベルを視野に入れてブランド戦略を切り替えているというのが現実味を帯びてきました。
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とはいえ、急激な価格上昇は投機筋が参入する契機となります。行き過ぎた価格高騰はバブルの引き金となりますが、ロレックスが雲上ブランドとして認められる動きになれば、その中では割安という評価(オーデマ・ピゲはステンレスモデルでも300万円を超えるので!)となると思われ、まだまだバブルの上限には触れないものと考えます。
その他の環境変化
ロレックスを取り巻く環境の変化は、価格改定に留まりません。
・新宿小田急百貨店内の正規店(みなオジも購入実績があります)の閉店
・新宿高島屋の来店予約(実質的な来客制限)
・海外観光客の渡航制限解除
このような環境変化から、更に入手競争は激化する事間違いなしでしょうね。(ため息…)