港区おじさんのつぶやき

友達について考える

投稿日:2020年12月7日 更新日:

このテーマは完全に雑記。今回は「友達」をテーマにお金にも、法律にも、不動産にも絡まない話をしようと思います(あ、「豊かな人生」への助言という事でお金には多少絡むかも)。みなオジが考える、友達に対する価値観や友達との距離感やプライオリティ、(そもそも論にはなりますが)友達とは何ぞや?という話を書いていこうかなと思います。

何に重きを置くか

残念ながら、人はすべてを手に入れることはできないようになっています。大企業の社長でも、はたまた億万長者でも孤独な晩年を送る人はいますし、一方で生活にだらしなくても周りには友達が絶えずおり、損得勘定なしで助けてもらえるような人もいるでしょう。もし、このテーマを読もうとしている人が、友達が多くてその状況に満足していて、その他に不満が無いのであれば、これ以上読み進める必要はありません。(こういう考え方もあるよね位には読んでいただいても構いませんが。)読んで欲しいのは、友達は結構いるけど、何か物足りないと考えている人に対してです。実は、みなオジは「人生ドン底期」の方が友達と呼べる存在は多かったのですが、思うところがあり自分の友達リストに少し手を加えて(減らして)からは、とても人生が良い方向に回った実感があります。ですので、このテーマの趣旨は、友達が多い少ないことの良否を取り上げる事ではなく、現状に不満があって、これからどうすれば成功できるかを悩む人へのきっかけ作りなのです。若干、人格を疑われる様な事も書きますが、みなオジの考えを押し付けるつもりは毛頭ありませんので、皆さんも賛同できる範囲で読んでいただけると嬉しいです。

友達は必要?

まず、友達はいた方がいいか、いなくても良いかですが、みなオジ的には「数人いれば良い(しかも、条件付き)」と感じています。みなオジは、元来寂しがり屋で群れていると安心するタイプでしたが、今では友達が少なくても気にならない体質になりました。もちろん友達が多い方が色々な経験や転機や受ける影響が多くなりますが、これらは実は友人からもたらされるケースはそれほど多くなく、むしろ仕事で出会った人や、しゃべったことが無い様な人から受ける影響の方が多いのではないでしょうか(つまり、友達じゃなくても代用可能)。これはあくまでも、自己の経験に基づく話なので、人によっては、友達に恵まれ、彼らからもたらされる影響が人生に良い作用をもたらしているのではないかと思っています。

友達がみなオジに与えてくれたもの

実際にみなオジの妻は友達が縁となって出会った人です。今でもみなオジが困ったときは、ジャンルを問わず友達に相談に乗ってもらってます。また、みなオジが大きな決断をするきっかけになったのも友達の行動に触発されたからですし、自分が努力してこれたのも友達が常に自分の一歩二歩先を歩いていたからであり、間違いなく一人では今の自分は形作られなかったと考えています。

友達がもたらすデメリット

「友達は数人いれば良い」というのは、裏を返せば、「(無理して)多く友人を作る必要はない。友人関係が多いことが幸せと比例するとは限らない。」という事です。これはどういうことかというと、友人が多いと、悪い影響を与える友人が混ざり込む率も上昇するという事です。また、友人関係に重きを置く(過度に期待をする、のめり込む、関わりが深くなる)と友達の質の見極めを誤りがち(「大切な友達だから…」という、バイアスが掛かる)になり、それらに振り回され浪費するというリスクも同時に高くなると思っているからです。この様に書くと、「お前は損得勘定で友達を判断しているのか?こんな奴は友達を作る資格なんてない!」と思われるかもしれませんが、デメリットの意味をもう少し掘り下げて、みなオジの友達理論(3つのテーゼから成ります)を以下に列挙してみましょう。

友達理論の第1テーゼ 類は友を呼ぶ

人には自然と同じようなレベルの友達ができます。この様に書くと、人をランク付けしているようで感じ悪いのですが、「類は友を呼ぶ」ということわざにある通り、もはや共通認識である事は間違いないです。ちなみに英語では『Brids of a feather flock together.(同じ羽根の鳥は一緒に群れる)』といいます(語呂的に微妙な言い回し?)。友達作りというのは、知り合いの中から結局自分に相応しい人を昇華させていく作業です。若い頃、友達の数=その人の人望(又は価値)と思い込むことで、無理してその幅を広げていた時期ってありませんでしたか?(恥ずかしながら、みなオジはありました。)良くも悪くも同じレベルの友達なので、自分を飾ることなく自然に付き合うことができるのです。しかし、無理してその幅を広げることにより、自分に合わない友達が増え、結果、時間とお金とストレスが浪費されることになります。

友達理論の第2テーゼ 優秀な人ほど孤独である

これは第1テーゼにも繋がる内容になります。皆さんも学校カースト等を経験してわかる通り、人はピラミッド構造的(頂点は数が少なく、下に行くほど数が多くなる)に友達ができます。顔面偏差値の高い人やスポーツ万能な人はヒエラルキーのトップ(少数派)として君臨し、それに続く形で各層が形成されます。第1テーゼで挙げた通り「類は友を呼ぶ」ので、交友関係もその階層から逸脱することはないのですが、学生時代のヒエラルキーが大人になってからもそのままの形で継続することは通常考えられません(少人数・閉鎖的なムラ社会では、階層の固定化があるかもしれませんが、特殊な例でしょう)。つまり、学生時代は同じ層にいた友達でも(時が経つにつれ)自分が成長した時、その成長についてこれなかった友達とは、つり合いが取れなくなります。ここで言う「つり合わない」という意味は、身分的なものを言っているのではなく、常識・知識・話題・興味等で両者の間で共通する部分が無くなってくるという事です。こうなると、楽しかったあの頃にはもう戻れません。この様に自己の成長や出世は友達の棚卸し作業を伴うものなのです。特に政治家や上場企業の取締役等の要職に就く際は身辺整理を行い、交友関係については特に律する必要が出てきます。自分の地位や背負うものが大きくなればなる程、付き合える層は少なくなると覚悟しなければなりません。自身のポジションが上がる事は、すなわち孤独への階段を上がる事なのです。(だからこそ、友達は「量」ではなく、「質」を重視しなければならないのです。)

自分が出世しても、案外会社では気の置ける存在はいないものです。こんな時、学生時代に一緒にバカやったてきた友達は貴重ですし、周りには話せない様な愚痴や相談ができるのも、旧友だからこそというのも十分理解しています。しかし残念ながら、旧友の中には疎遠になり、場合によっては絶縁しなければならないような類の友達も一定数存在することも事実なのです。以下にレベル毎に気を付けるべき友達を分類してみました。

レベル1 害も薬にもならない友達

これは地元の幼馴染に多いタイプです。確かに一緒にいると楽しいし、落ち着くのですが、話す話題は「女・ギャンブル・昔話」のヘビーローテション。時間の無駄であると共に、現状維持で良いかもという気持ちになり、自己成長のモチベーションを削がれることになります。これらの友達は、年に1回に合うくらいか同窓会でまとめて合えば十分でしょう。

レベル2 足を引っ張る友達

あなたが成功した時、普通の友達はその成功を喜んでくれるものですが、一方で妬み・嫉妬してくる人も一定数はいるでしょう。妬みを受けるくらいであれば、こちらが気にしない等の対応策があるのでそれ程実害はないのですが、あなたが努力している事やこれから取り組もうとしている挑戦や夢を笑う様な人は付き合わない方が良いでしょう。結局彼らは、あなたとの差をこれ以上拡げられたくないだけなのです。(むしろ、自分と同じくらい成功している人は、あなたの夢を応援してくれるはずです。)

また、「仕事(勉強)なんてそこそこにして遊ぼーぜ!」等と言って怠惰を共有しようとするタイプは、悪意はない事が多いので扱いに困るのですが、成長を妨げる存在として距離を置いた方が良い友達と言えるでしょう。本当の友達であれば、あなたの挑戦を邪魔するようなことはしないと思います。

レベル3 実害を与える友達

このレベルは、自己の成長の以前に真っ先に整理しなければならない友達群です。他の友達に迷惑をかけたり、反社会的な思想、トラブルに巻き込んでくる者はもはや友達ではありません。このタイプはあなたが成功すると見るや甘い汁を吸いに近寄ってくることも多く、彼らから連絡が来ても対応しない方が良いでしょう。

高飛車な考えに思われるかもしれませんが、残念ながら物事には「釣り合い」というものがあります。男女関係(結婚)もそうだし、雇用関係(採用・就職)もそう。釣り合わない関係性はお互い利益になりませんし、長期的には悲劇を生む。昔は理解しあえたことが今では理解できないという事自体がストレスになります。友達を失いたくないという気持ちはわかりますが、切り捨てないまでも関係性を減らすなどの勇気ある対応が必要ではないでしょうか。

友達理論の第3テーゼ 八方美人は自己満足

必要以上の友達数は不要と言いましたが、「これは一匹狼でいろ」という事ではありません。友人は最低限いればOKですが、敵は限りなくゼロにしなければいけないというのが、第3テーゼです。つまり友達を作る又は維持する労力の100倍くらいのパワーで敵を作らない努力をすることが必要です。八方美人は気分的に楽ですし、一般的に友人が多くでき(たような錯覚を覚え)ますが、一方で強烈なアンチも作るリスクがあるので、みなオジ的には推奨しません。結果として、自分に合う友達だけを作れば良いという結論になります。

友達に過度な依存は厳禁

冒頭で、「友達は数人いれば良い」と記載しましたが、数人というのはどのくらいいれば良いのでしょうか?これもその人の心とお金と時間のキャパによると思いますが、1人とかは避けた方が良いのではないかと思います。その理由としては、友達が1人だけだと、その友達に依存してしまう可能性が高くなり、結果その友達にかかる負荷も大きくなってしまうでしょう。あなたにとって唯一の友達であっても、その友達にとっては、あなたは10人いる友人の内の一人かもしれません。

更に友達理論の第2テーゼに書いたように、無二の親友だと思っていても、長い期間を経てかみ合わなくなる可能性もあるからです。この場合に1人しか友達がいないと、疎遠にしにくくなるのではないでしょうか。また、複数人の友達がいれば、自分が悩んでいるときに色々な角度で意見や助言が見込めるので、その中から最善のものを選択できるというメリットもあると思います。

極論、成功したければ友達はいない方が良い?!

もし仮にあなたが5Kg減量したいのであれば、ジョギングに付き合ってくれる友達がいればその目標は成し遂げられるでしょう。その程度の成功であれば、友達は必要だと思います。しかし、事業で成功したいとか、何かで一流の評価を受けたいのであれば、友達はいなくてもいいかもしれません。少々ショッキングな言い方かもしれませんが、自己の成長や成功を妨げる一番の要因が友達である事も、ある意味真理といえるでしょう。なぜなら、いつも同じ友達といることで、自分自身がそのグループの中で均質化してしまう可能性があるからです。人も含め、社会的な生き物は、集団で群れることで身を守りますが、一方でその集団から個性も消し去ってしまいます。また、そのグループの中で異質・異能な存在が出ると、排除する力も働くことから、友達と遊んだり共通の趣味を楽しむのはとても良いことだと思いますが、自分の成長を止めてしまうのも友達ではないかと思ってしまいます。これは友達だけの関係のみならず、会社集団におけるサラリーマンに通じるものがあるかもしれません。

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港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。