港区おじさんのつぶやき

吾輩はケチである~金持ちほど節約家である~(前篇)

投稿日:2020年10月14日 更新日:

“吾輩はケチである、浪費はイヤじゃない?”

 これは、みなオジが尊敬してやまない起業家の言葉である。もちろん起業家というだけあって、行動力があってかつ野心も持っている。これだけ聞くと、さぞプライベートもイケイケなのだろうと思うが、実生活はことのほか質素なのだ。ただし、ケチはケチでも皆さんのイメージとは少し離れているかもしれない。つまり、資本を投下する場所ではないと判断した時の絞り方がエグイくらい徹底しているのだ。ケチという点では私も似たようなところがあるのだが、その起業家は私の様な小金持ちとは違い、既に億円単位の資産を持っている大金持ちであるにも拘らず、財布の紐は私以上に固いのだ。こういう人こそ、経済を回すために、資産を湯水のごとく消費に使えば良いのかもしれないが、下手な外資系サラリーマン(年収2,000万クラス)等と比べると総じて金持ちほど金銭感覚はしっかりしている。今回は、彼らのお金の使い方の特徴を参考に、(みなオジの様な小金持ちではなく)真の大金持ち近づくためのマインドセットに役立ててほしい。

 彼らのお金に対する認識とお金の使い方には、以下の様な特徴がある。

  1. お金を消費するのではなく、お金を働かせるような金の使い方をする
  2. 良いもの(例えば流動性が高い、希少性に優れる、リセール市場がある、ストレスを軽減させるもの)には、お金をケチらない(節約バカにならない)
  3. 借金を悪と考えない(借金には「良い借金」と「悪い借金」がある事を知っている)
  4. 自己の成長につながる事(物と経験)にこそ、優先して投資する
  5. 貯める目標額は設定し、設定額毎に使う分野を決める。(浪費するならその設定額を越えてからと決めている。)

 どうだろうか?上記の内、3つ以上同意できるもしくは既に実践できているのなら、その方は既にある程度の資産を持っているのではないだろうか。いずれにせよ、1~5を見て思う事は、彼らは「ただのケチ」ではないという事だろう。

1.については、みなオジも全面的に賛同する。これは私の人生を変えたロバート・キヨサキもその著書の中で言っている。「人は24時間活動できない、そして、お金はいくら働かせても疲れない」ということを。中年にも差し掛かっていないにもかかわらず「時間はお金では買えない」と、それを理解をしている事もすごいと感じる。

 2.について、その起業家であり資産家の彼が言うには「ケチ」を一括りでまとめないでくれという事らしい。これは全てのものについて安さを優先させるという事ではなく、買うべきところでは高いものをケチらないという事である。俗な例えだが、例えばあなたが好意を持った異性をデートに誘う時、お金を惜しむあまりファミレスを利用して果たして結果を出せるであろうか?誕生日プレゼントに1,000円の花束(もはや「束」ではないという噂も…)を渡す人をどう思うだろうか?もちろん不必要な背伸びをするのはただの見栄っ張りで、お金が貯まらない原因の一つである。この難しいところは最大の効果を発揮する金額は、その目的や購入する人にとってそれぞれ異なるという事なのだ。機械オンチな人が、ハイエンドの家電を買っても、使いこなせなければそれはただのゴミだし。私が妻に10,000円のネックレスをドヤ顔で渡したら、1日口をきいてもらえないだろうし、逆に記念日でもないのに100万円の指輪を買ったら、妻からムダ遣いするなと怒鳴られて、浮気でもしたのではと勘繰られる結果になるだけだろう。一方、子供が1か月頑張ってアルバイトして1,000円のハンカチをプレゼントしたら、妻はおそらく一生大切に使うだろう。商品自体に価格差があるような「もの」を買う場合はこれらを気にかけて購入すべきだろう。この様に、ケチと呼ばれることは基本的に名誉なことだと思っているが、その理由はケチをするのも結構センスが必要で、センスのある人は最小限の費用で最大限の効果を出すことができるからで、ケチをするのも頭が必要なのだ。やみくもでセンスのないケチについては、人からの印象も悪くなるし、そもそもケチに掛ける時間自体が無駄である(今後はこれを「節約バカ」と呼びたい)。ちなみに、ここでいう「良いもの」とは何か?については、後編でみなオジの経験を基に説明しよう。

 3.について、彼はその事業に必要な投資だと思えば、多少調達費用がかさんでもそれこそ常人が躊躇する様な大金をつぎ込む。ただ、運任せのギャンブルには、人からもらったお金であっても1銭も投じないという固い決心も併せ持っている。一般的なケチは、何でもかんでもケチる、何ならケチるために貴重な時間を費やす。まさに本末転倒である。

 4.では、自分が学びを受け、触発されるような相手であれば、高い授業料を払ってでも教えを請い、自ら高い食事にも誘う。一方、自分を堕落させるような友達や異性にはむしろ金を払ってでも遠ざけようとするストイックさがある。

 5.は具体例を挙げるとこういう事らしい。

貯蓄のステージにおけるパワー配分
  • 貯畜額~50万円:生活費70以下、貯蓄15以上、自己啓発10以上、その他(遊興費含む)5以下
  • 貯畜額~100万円:生活費50以下、貯蓄15以上、自己啓発20以上、投資10以上、その他(遊興費含む)5以下
  • 貯畜額~500万円:生活費40以下、貯蓄10以上、自己啓発20以上、投資20以上、その他(遊興費含む)10
  • 貯畜額1,000万円~:生活費30以下、貯蓄5以上、自己啓発15以上、投資30以上、その他(遊興費含む)20
  • 貯畜額1億円~:→好きなだけ使ってください!(節操ある範囲で)
  • 上記はあくまでもわかりやすくイメージ化したものだが、要するに「消費に優先順位を付ける」という事だ。ちなみに優先順位には人それぞれに最適解があるようだが、共通して言えることは、貯蓄が少ない初期に「貯蓄」「自己啓発」の割合を増やせば増やすほど、その後の貯蓄増加のブースト効果が高いという事。急がば回れではないが「遊興費」を最初に抑えるほど、結果的に使える浪費が増えるという事だろう。

    また、この表は収入ではなく貯蓄額を基準にしているのが注目すべき点であり、収入があっても貯蓄できない人は、この表に従っていないという事になる。ちなみに、「自己啓発」を行う事で収入も増加し、結果として貯蓄増加スピードも速まる事になるが、ポイントとしては自己啓発とは自分に投資する事であるので、早い段階で十分な投資をすることで、効果が最大化される。額面通りにしか増えない「貯蓄」との違いは容易に理解できるだろう。もちろん、年齢を重ねてから改めて物事を学びたいという心構えは素晴らしく、みなオジもそうありたいと思うが、こと「収入を増やす」という点においては、回収期間の問題で限界があるのだ。もちろん、定年が今後70歳、75歳と伸びていけば、50歳を過ぎて自己啓発を行ったとしても、その回収期間は20年もあるわけであきらめる必要は全くないと断言する。

    遊興費についても優先順位の基本原則があり、単発出費で済む様なもの(外食)はどの貯蓄ステージでもある程度の出費は否定されるものではないが、車の所有などランニングコストのかかるものは早期に持ってこないことが鉄則である。(もちろん、これは価値観の話なので、貯金をすること<車の所有という事であれば、全く否定するものではない。また、ペットがわが子同様の存在だという人にとっては、自分の食事代を削ってそのペットに豪華なものを食べさせるのも良いだろう。生活の利便性も上がるし仕事に直結することもあるだろうし、若い時に行うから意味があるという事もあるだろう。何より人生が豊かになる。だが、車は所有するという形態だけでなくレンタカーシェアリングリースなど選択肢が用意されているので、自分に適し、かつ必要に応じたものを選ぶ必要はあるだろう。ちなみに、みなオジも墓場まで金を持っていく気はサラサラないので、最小限の金額を残して死ぬまでに何らか(パーティ三昧?旅行?車?一棟ビル所有?企業買収?)に費やす予定だ。

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    結局のところ、5.に関しては何かにお金を使う事ありきではなく、どちらかと言えば貯蓄の目標額を置くことによって働くことのモチベーション、言い換えれば、短期的なゴールとして利用している感じだった。「1,000万円の貯蓄額の壁を乗り越えたらこんなことをしよう、貯蓄額が1億円超えたら、あんなこともチャレンジしてみたい」という様にだ。その結果、自分の事業に更に集中する結果となり、自然と浪費に使う時間が無くなっていたという事があるという、まさに正のスパイラルを作りだしたといえる。人によっては「お金を使う時間もないなんて」と、憐れむものもいるだろうが、自分の好きなことに没頭できることは時間に支配されているのとは全く異なるだろう。彼は「やることが無い、または見つからない人ほど浪費に走りがちである」と言いたかったのかもしれない。

     一番大切なのは、彼らはこれらをストレスを溜めながら行っているわけではなく、ごく自然に行っているという事だ。この事こそ、何より彼らを見習うべき点だろう。今回はここまでにして、後編は自分の人生を振り返って、これらがどうだったかを振り返ってみたい。

    自分の定年後は自分で守る。

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    港区オジさん(みなオジ)です。
    長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
    投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。