港区おじさんのつぶやき

就職・就学~いつ社会に飛び出すか~

投稿日:2020年9月30日 更新日:

みなオジは大学を卒業してから就職しましたが、大学進学の際は全くやりたいことがなく、惰性と周りの状況で何も考えず進学をしたという感じです。たまに、自分が高卒で働いたら?とか、大学院まで進学したら?とか、考えることがあります。アラフィフになって、社会の仕組みがなんとなく理解できるようになったみなオジが進学や就職について語りたいと思います。

大卒?高卒?どっちがいい論争

これは、人それぞれというか何を目指すかによるんですが、プロ野球選手だったり、大工だったり「手に職系」の職業しか眼中にないのであれば、高卒でも良いのかもしれませんが、これは大卒派と高卒派で古来より論争になっている内容です。話に絶対はないですし、みなオジの経験や偏見と受け取られかねないので、話半分に聞いて下さい。

高卒のメリット

高卒のメリットは何といっても、他人より先んじて社会に飛び込めることでしょうか。また、お金に余裕が無く、進学資金を返済型の奨学金(正しくは奨学金ではなく、返済期間の長い学生ローンなのですが)に頼るくらいなら、働いてしまえ(勉強なんて役に立たないし)というパターンも高卒推しの定番理論でしょうか。

大卒のメリット

大卒のメリットは「とりあえず、やりたいことないし(無職も体裁が悪いしな~)」という人の時間稼ぎに在学期間を充てられるという事でしょう。かくいう私もこの口でした。一見ネガティブな動機ですが、実は長い人生の中で比較的束縛されず(親の監視も緩みだす)期間は、この大学在学期間だけなのではないかと思います。つまり、この何もしなくても堂々と生きていける期間(これを、「モラトリアム」といいます)は貴重なのではないかと私は考えます。一度社会に出てモラトリアムを謳歌できるのは、前澤氏くらいに成功した人間か、もしくはかなりのアイアンハート(鈍感力)の持ち主でないとつらいのではないかと思います。

また、「同世代に先駆けて、社会にいち早く飛び出し、お金を稼ぎ自立できる」という高卒最大のメリットは、大卒者が社会人デビューしてきた瞬間にはかなく崩壊することになります。高卒が積み上げてきた4年間のアドバンテージは、大卒者の入社の瞬間に気持ちの良いくらいスコーンと飛び越えられてしまうのです。不動産業界や保険業界といったフルコミッション(成果給割合が高い)の給与体系の会社でない限り、文字通り光速で抜いていきます。私は四大卒で高卒の気持ちは分かりませんが、高卒の友人が40代になっても恨めしそうに、そのことを言っているので、そうなのでしょう。むしろ仕事スキルが高くデキる人間ほど、その理不尽さをより強く感じるのではないでしょうか。

ちなみにここまで書くと、とりあえず「大卒一択で良くね?」と思われるので、いくつか考えられる限りで大卒のデメリットをお伝えしましょう。

個人的に私が感じた大デメリットとしては、意味も無く高卒の同僚(特に年齢の上の方)から目の敵にされたという事です。もちろん、大学卒業されていなくても、仕事がデキて尊敬できる、そういう些末な事に全く無関心な方もたくさんいらっしゃいます。ただ、残念ながらこういう手合いのタイプはバイト先のベテランリーダー(チェーン店居酒屋の厨房担当)だったり、過去に間違って入社してしまったブラック企業の上司(元闇金上がり)など、相対的にヤバイ職場で出会う確率が高いと経験則から思います。コンプレックスというのは非常に厄介で、こちらは全く気にしていないのにかかわらず、「大卒なのにそんなことも知らないのか!」「大学なんて行く奴は親の脛かじって生きている寄生虫だ」といわれもない中傷を平気で言ってきます。

日本においても「格差社会」が広がってきたとはいえ、欧米ほど「階級社会」には至ってないと思いますが、それでも大学を卒業したからにはそれなりの職場(同レベルの大学出身で占められる会社)に就職しなければ、学歴の違う人間からは違和感を持って迎え入れられることが、少なからずあるという事です。(別の言葉で言えば、「浮いてしまう」という事でしょうか)

考えてもみてください、社員100人いて、社長も含め全員が中卒、高卒の会社があったとして、そこに中途で大卒の人間が入社し、順調に出世できると思いますか?特別なコネクションや目に見える成果(売上など客観的な数字)があれば別ですが、それが無い大卒の中途採用者を管理職などの要職に付けるという事は、長年この会社を支えてきた自分たち高卒・中卒の存在意義を自ら否定してしまう事になります。果たして、心穏やかに上司として迎え入れるでしょうか?これはあくまでも個々人が潜在的に有しているある種タブー的な考えなので、表面立って現れるものではありませんが、だからこそ厄介で大卒者側にとってもプレッシャーに苛まれる結果になるのです。大学(または大学院)を卒業したのに、履歴書にそれを書かない事も立派な学歴詐称になりますが、それでも一定の人がそのような逆詐称を行うのには、その様な無用な摩擦を避けたいという思惑があるからなのです。

 良い会社(と一般的に言われる大企業)にまずは入りましょう、という根拠も実はここにあります(これは他のトピックで詳しく書こうと思いますが)。あくまでも確率論ではありますが、ヤバイ人間にできるだけ接しないことが、世の中をうまく渡るコツだとみなオジは考えています。コンプレックスの強い人間が多く潜む場所には絶対に近寄ってはいけないのです。会社という組織は、採用時にそのようなフィルタリングをしてくれるので、その「社格」(あまり好きな言葉ではありませんが)に相応しい人間が在籍するという結果になるのです。結果、そこで働く自分としても職場の居心地が保たれる、という仕組みになっています。

高校や大学は学力を中心にフィルタリングするため、学力は同程度でも色々なタイプのクラスメートがいましたが、一方で企業の採用ではそれ以外の人間性だったり価値観の似た人間が選別される傾向にあるので、一般的に良い会社といわれる会社は部下、同僚、上司の質(仕事が出来るかどうかというよりは、人間としての質です)が良いです。リクルートなど一部の例外はありますが、良い会社の平均在職年数が長い傾向にあるのも、一緒に働いていてストレスに感じるような人間が少ないからというある種当然の結果なのです。

これは、転職回数の多いみなオジが実際の経験を基にお伝えしていることなので、大きく外れてはいないと自信を持って言えます。転職バージンの人で、このあたりを理解しないまま転職した場合、特に上位の会社からヘッドハンティングされたようなパターンですと、マネジメントなどで苦労することが多くなります。まあ、経験豊かなマネージャーは一般的にどのようなレベルの人間も受け入れる柔軟性を持っているので苦労はしないのですが、長く一社で同じ価値観のお行儀の良い部下の管理経験のないマネージャーは転職先で新たに付けられた部下の質に戸惑う事必至でしょうね。

結論

いろいろと横道にそれましたが、みなオジが言いたいことは、何も考えずに受験シーズンに突入してしまった人はとりあえず何も考えずに進学(できれば、四大)に行ってください。私が、新卒で入った会社をドロップアウトしながらも、何とか総資産を2億円まで有する様になれたのも、(一見なんてことない)四大卒という肩書を持っていたからだと自信をもって言えます。

私の両親が「お前には遺産は1円もくれてやらんが、学歴だけはつけさせてやる。」と言われたのが今でも、心に残っており、それを思い出すたびに感謝の念でいっぱいになります。年齢を重ねた者の言葉には、人生の積み重ねでしか知ることのできない重みのある内容が詰まっているものです。みなオジが若い時に言われたその時には理解できなかったことでも、何かの機会にふと「あの人が言っていた事は正しかったな」と気づくのです。私にもう少し謙虚な気持ちがあれば、もっと違う人生になっていたと確信しています。既に時は取り戻せませんがね。

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港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。