マネは成長の第一歩なり
自分に確固たる必勝パターンが確立されていないなら、素直にマネをすればいいと思います。変なアレンジも必要ありません。アレンジは慣れてきてからやってみましょう。
という事で、「自分にとって」良い教材を探すところから始めましょう。
良い教材はたくさんあります。例えば、成功者の自伝は良い教材であります。しかし、それが自分が模倣できるかというと話は別。ベタな例えで申し訳ないですが、例えば自分の出自が平民で現在も絶賛平民中なら、織田信長の生き方を見てもしょうがない、だって私の親は武将じゃないし、生まれながらに家来いないし。だとしたら、真似すべきは木下藤吉郎(豊臣秀吉)ですよね。
この様に人の成功事例には大抵再現性がありません。その理由は、自身の資力・能力、地域、時代などの背景が異なるからです。
ハウツー本は参考にならない?
また、最近流行のハウツー本を読んでも、表面的なところまでは記載しているが、核心的な部分は(意識してか・無意識にか分からないが)伏せられていることが多いので、肝心なところを自己流とした結果、うまくいかない結果となる。
たとえて言うならFIREのハウツーで「まず、1億円ほど貯めましょう」とさらっと言ってきますが、どれだけの人間が40代までに実現できるの?ということと同じです。(サラリーマンやってる以上、夫婦共働きで定年退職金もらってやっと手が届くかどうかという所です。)
では、完全に手の内が明かされているものならいいのかというと、そんなこともない。再現性の高いつまり参入障壁の低いモノは容易にマネされるので、あっという間にレッドオーシャン化します。
それならと脱法性の高いグレーなスキームやは高リスク故に確かに参入者が減りますが、当局に目を付けられ法改正等で逃げ道を塞がれ、結局更に状況が悪くなってる…という事になるのです。
結局、どうすればいいのか堂々巡りになるのですが、過去トピックで書いた通り、人生は「成功」を考えるよりも「失敗しない事」をまず考えるべきという所に行きつくのです。更に言うと、人生の成功の価値基準は人それぞれでなので、自分にとっての幸せは何なのかという事を認識する事から始めるべきでしょう。
関連過去ブログ:人生の必勝法は教えられませんが…は→コチラ
模倣といっても、それを継続する事でオリジナルを超える事もあるのです。オリジナルを超えたモノは、もはや模倣品ではなく「本物」なのです。