司法書士 港区おじさんのつぶやき

親の援助が子供の未来を奪う

投稿日:

「パラサイト破産」という言葉をご存知ですか?これは、高齢親が子どもへ経済援助を続けることで貯金を使い果たしてしまい、破産状態に陥ってしまうこと。

高齢者の貧困が深刻化している昨今、見逃すことができない社会現象となっています。子どもたちが経済的に自立できない理由はさまざまです。

不景気や急なリストラ、病気やケガなどの不可抗力によるものもありますが、中には「それってどうなの?」というようなパラサイトっぷりを発揮している子どもの話もチラホラ……。

引用元:Woman excite 2017年8月14日 「一生スネかじり!? 親を“パラサイト破産”に陥れる子の特徴と対処法」

司法書士として後見の現場を覗くと、こういう親子の成れの果てが貧困の果てに虐待やネグレクトを起こしている。

多くは就職氷河期の「5080予備軍」で、みなオジ自身他人事ではないと思っているのであまり多くは語らないが、これ以上、こういった社会問題を生み出さない為にも一言。

親からの過ぎたる援助は、子供にとっては麻薬と同じ。努力せずに得られたり、実力にそぐわない生活を覚えると人は堕落する。結果、被援助者のつまらないプライドのみを肥大させる。

どうしても援助したいなら、必要最低限の量を、目標を定めて(つまり、使途を定めないお小遣いはNG)援助する事。

老子曰く、『授人以魚 不如授人以漁』

ハッキリ言って魚を与える方が簡単です。

他人であればそういう援助の仕方もアリですが、身内、特に子供に対してはあまりにも近視眼的で無責任と断言します。

アドセンスブログ用

スポンサーリンク



アドセンスブログ用

スポンサーリンク



-司法書士, 港区おじさんのつぶやき

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

コンプライアンスと向き合うハゲ

司法書士のコンプライアンス~これも不毛な争いか?

問題となった、大阪司法書士会のポスター「遺言で不毛な争いをなくそう」 「司法書士」は、世間では一般的に「法律専門家」として認知されていますので、通常人よりは「コンプライアンス意識」が高いとされています …

侮辱罪の法改正(厳罰化)について

ガーシー、俺なんもしてないよなぁ?! 「侮辱罪」を厳罰化することなどを盛り込んだ、改正刑法が、13日に参院で可決ました。契機としては、最近インターネット上で見られる(特に有名人に対する)誹謗中傷に対す …

時代を感じさせる絵本の変化

「マッチ売りの少女」を久々に読んで 皆さん、子供の頃に1回は「マッチ売りの少女」というアンデルセンの童話を読んだことがあるのではないでしょうか?この本が生まれてから殿くらいの年月が経ったかわかりません …

弱者保護

借金親子の報道から改正民法へ~「消滅時効」編

以前、母親の借金問題で世間を騒がせている親子の報道がありました。最近の続報では、その何百万円かの借金(母親の借金でその息子は大学に進学した様です)の内の一部が時効に差し掛かるので、このまま、残りの債権 …

悩み多きマンション選び

令和3年度分の固定資産税の軽減措置について(速報)

中小企業もしくは個人事業主で、新型コロナウイルス感染症の影響により事業収入が減少している場合は、固定資産税が減軽されます。みなオジは幸いにして非該当なのですが、個人事業主として現時点で知り得ている情報 …

みなオジアバター

港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。