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洋食屋「大越」
麻布というと、おしゃれなお店や焼肉(この前取り上げた三幸園もそう)の印象が強いですが、今日はあえて外し感を出して、創業から60年近く麻布のサラリーマンの胃袋を掴んでいる洋食屋「大越」さんを紹介します。
住所:東京都港区東麻布3-4-17 (東京メトロ南北線他 麻布十番駅 徒歩4分) 席数:20席 営業時間:月~金 11:00~15:00,17:00~20:00 土 11:00~15:00 定休日:毎週日曜日 |
アクセス
場所は麻布十番駅から出て、首都高沿いに歩くと4分のところにあります。近くには、先のブログで紹介した「東京アメリカンクラブ」やロシア大使館があり、首都高を挟むとお嬢様学校で有名な「東洋英和女学院」のキャンバスがあります。東洋英和女学院の学生が利用しているかは分かりませんが、みなオジが入店した時にはそれらしき人はいませんでした。
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洋食屋の雰囲気が好き
何を隠そう、みなオジは洋食屋が大好きで、チキンソテー、ハンバーグ、オムライスはみなオジの三大大好きメニューです。またカツレツ(ポークカツ)やクリームコロッケ、アジフライの揚げ物は洋食屋さんのレベルを図るバロメーターだと思っているので、洋食屋さんに初めて入った時は必ずと言っていい程どれかを注文します。
みなオジは、学生時代&20代の社会人時代はお金を全然持っていなかったので、当時は100円マック(懐かしい!)や吉牛・松屋の常連でしたが、仕送りがされた日等少し財布にゆとりのある時は、少し奮発して近所の洋食屋へ行っていました。
洋食屋の全体の特徴としては、銀座の煉瓦亭など、歴史のある洋食屋さんは例外なくお値段も張るのですが、学生街などにある個人営業の洋食屋さんはお手頃価格でしかも量が多いという貧乏人にはありがたいお店が多く、大越はどちらかというと、麻布という立地にありながらも後者の系譜のお店です。オーダーから料理が出る時間も早いですが、食べ終わったら水を流し込んで、会計して帰るという店に留まらないスタイルも共通するところでしょうか。
店内の様子
店内は縦に細長く、カウンターとテーブルが計20席あります。テーブルにはソースと塩くらいしか乗っておらず、作り手の潔さ(?)を感じます。オーダーをとりに来たフロアのおばちゃんも店の創業年(1963年)と同じ位ベテラン感を漂うかと思いきや、オーダーを厨房に送る声はギャップのある萌え系のボイスで思わず和みます。
さて、待つこと10分。待望のメニューが運ばれます。オーダーしたのはナポリタンとポークカツとライス。大越の特徴としては、セットはシジミの味噌汁付きのライスセットとスパゲッティ(ケチャップ味じゃなく塩味)のセットで展開しています。
先述のフロアのおばちゃんは人当たり良く、同席の妻に対し「(ナポリタンのケチャップで)汚れちゃうから使って」と妻がフォークを手に取った時にサッと紙エプロンを出してくれる辺りが、リピーターを絶やさない秘訣なのではないかと感じました。
味の感想とか
味は、カツは衣サクサクで学生時代に貪り食った、ザ洋食屋のメニューといった感じです。ボリュームも満点ですし、大食漢はサイドオーダーで揚げ物の一品(メンチカツ(1個320円))を注文すれば十分でしょう。
ナポリタンは「パスタ」という感覚で注文してはダメで、メニュー表通り「スパゲッティ」をイメージして待ちましょう。アルデンテとかは大越には存在しません。
来店当日は平日の11時30分という事もあり、客はまばらでした。それ程店内が大きくないので、コロナ対策は大変かもしれませんが、伝統の味を絶やさないでこれからも営業を続けて欲しいですね。