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結婚にお金を掛けなかった理由

投稿日:2021年6月28日 更新日:

唐突ですが、(既婚者もしくは過去に婚姻関係があった方)結婚の際にどのくらいの費用をかけましたか?みなオジは独身時は総じてお金に縁のない生活を送っていましたので、自慢ではないですが、結婚に係る費用はそれ程多く支出していません。

みなオジはただのケチか、それとも…

まず、大きなところでいえば結婚式を挙げていませんし。妻も当時(そんなみなオジに期待をしていなかったから)本心はどうあれ、そのことで愚痴を言いませんでした。もしかすると妻が不満を持っていないだろうという思い込みは、みなオジの妻に対する都合の良い甘えだったのかもしれません。(少なくとも、妻の家族に対しては誠意を見せるべきだったのかも知れません)

結婚に際して必要となる費用は大きく3つあり、1つ目は上記で挙げた結納・結婚式に関する費用、2つ目は新婚旅行、3つ目は新居に関する費用です。どれも当事者同士が納得した身の丈に合った支出にすべきなのでしょうが、難しいのは、結婚というのは当人だけの問題ではなく、双方の家が結びつくセレモニー的意味合いを持つので、場合によっては身の丈に合っていなくても両家のメンツを保つために見栄を張る必要があります。そのため、当人同士が結婚式を挙げたくないと思っていても、親の意向で強制させられるケースがあるという事です。

しかし、これらの費用はかなりの負担になることが多いものです。最近では「地味婚」が許容されてきたので、一時期の豪勢な結婚式が減少したようにも見えますが、若い(若くないケースもありますが)二人のスタートを切るのにいきなり多額の負債を背負わされるという事態も多くみられます。日本における離婚の原因の4位(14.0%)がお金に関する問題となっており、こうなると一体何のための結婚式なのか本末転倒です。

2020年に離婚した1061人 理由1位は性格の不一致 「いつも自分優先」

エン婚活エージェント株式会社(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:間宮 亮太)は、2020年に離婚した20代~40代の男女を対象に、「2020年の離婚」に関する調査を実施しました。

■離婚に至った理由ランキング

第1位:『性格が合わない(55.6%)』第2位:『異性関係(17.0%)』

第3位:『DV・モラハラ(16.2%)』第4位:『金銭トラブル(14.0%)』

引用元:「エン婚活エージェント」調べ

何のための結婚式なのか

「性格が合わない」という理由はお互いの見る目が無いからなので、まあしょうがないとして、性格は合っているのに「金銭トラブル」等のお金の問題で離婚に至るケースが14%もあるというのは非常に憂慮すべき状況です。

ちなみに、結婚式の平均的な相場はどのくらいかというと362.3万円ゼクシィの記載より引用)という結果が算出されている様です。もちろん、この金額の全てが新郎新婦の持ち出しとなる訳ではなく、結婚式の参列者が持ち寄るご祝儀で賄われる分、両親から支援されるケース等色々ある訳ですが、往々にしてご祝儀などは想定より回収額が少なく、結果的に予想していたより負担が大きくなったという事が多いものです。ちなみに、同じくゼクシィからの情報によると、ご祝儀総額は平均227.8万円ですので、140万円弱アシが出るわけです。

また、362.3万円というのはあくまで「結婚式に係る費用」であって、結婚に関する費用全体でみると469.2万円となるようです(皆さんお金持ってますね~)

ちなみに、みなオジ家が掛けた結婚費用は実際にどの位かを見てみると、

・結婚式(行わず)→0円
・家族同士の食事会→5万円
・新婚旅行(一応海外、photoウエディング付)→20万円
・エンゲージペアリング(購入せず)→0円
・マリッジリング→15万円(妻のみ)
  ※みなオジは、金属アレルギーだからという訳の分からない言い訳をして購入せず(!?)
番外編:新居に関する出費(敷金・礼金)+引越し(自分と妻それぞれ)→30万円
※金属アレルギーと言っている割には、金属製の腕時計(ロレックス)は巻いています。

という事で、合計70万円ですが、新居に関する出費(30万円)は上記の統計に含まれていないので、上記の結婚に関する費用の平均額に比べると、みなオジ家の出費は実に9%弱の費用で収めた事になります。

ケチな夫に捕まって、みなオジ妻可哀そう…と思った方、実はこの時みなオジは、結婚式を挙げるべきではない理由その後の展望について、妻に対してプレゼンを行っています。妻は当時社会に出たばかりの20代前半の年齢だったという事もあり、この辺りの価値観を念入りに擦り合わせをしておかないと、誤解が生じてしまうと考えたことから以下の事を伝えました。

結婚式を挙げるべきではない理由

「費用対効果を考えて、我々夫婦に結婚式はふさわしくない。」

まず、みなオジは上記のように妻に切り出しました。

一つ言えることは、結婚とはケジメであり、結婚式とは先にも述べた通り、家と家との繋がりを表明するセレモニーです。その為、結婚式は非常に分かりやすい形の「決意表明式」の場と言え、そういう意味では軽視すべきものでは無く、むしろ社会的にも重要なものです。

また、結婚を経てワンステップ飛躍するという意味では、自分が所属する組織、例えば会社へのお披露目も必要です。しかし、当時みなオジは所属していた会社を退職する予定だったので、そこに対する義理立てやステップアップを誓うというプロセスに意味合いを感じる事が無く、このタイミングで結婚式を行うメリットは無いと考えました。また、対双方の家族についても、結婚式を行わないことによるデメリット(例えば、「礼を欠く」など)が無いことを確認していたので、そのセレモニーを結婚式という(費用対効果の低い)形式で行う必要が無く、家族同士の食事会といったもので代用可能であるとの結論に至ったからです。

逆に言えば、結婚式を通じて出費を上回る何らかの恩恵やメリットがあるならば、式を行わないという選択肢は無いでしょう。ちなみに、私の親戚に事業を展開している者がいて、その人が開いた結婚式の参列者がほとんど仕事上の付き合い(多くが社長や役員クラス)というケースがありましたが、友人メインの結婚式とは違い、ご祝儀の額が非常に大きかった(平均10万円、最高で50万円!!)こともあり、結婚式の収支が大幅にプラスになったというケースがありました。(このケースを、みなオジは「ご祝儀太り」と名付けています)

「大きな出費は、何かを成し遂げてから」もしくは大きな出費は、何かを成し遂げるために」

みなオジは、次にこのことを伝えました。つまり、みなオジ家の財政状況が金が有り余る状態ならば、費用対効果があろうがなかろうが多額の費用をかけて結婚式を行うという選択もあるかも知れない。「(しかし、二人のお金をかき集めても当時400万円位しかない状況で)多額の費用を結婚式などに費やす理由が見いだせない」と伝えました。考え方によっては、借金をせずに結婚式を挙げられるならやってもいいはずだと思われる方もいるかも知れません。

しかし、みなオジのポリシーとしては、こんな形式的なセレモニーでなけなしの金を使ってしまって、いずれ来るであろう勝負の時に、お金がない事で判断が遅れたり、決断を回避する事になっては元も子もない、と考えた末の言葉です。

ただ、これについては功罪両面あると思っていて、このように宣言した以上は有言実行しなければならず、アーリーリタイア状態になった今では、有無を言わさずに当時の借りを2倍にして返さなければならない状況になっています。新婚当時我慢を強いたという負い目から、先日も高額な誕生日プレゼントを購入する羽目に…(こんなことなら、素直に結婚式を挙げた方が安上がりだったかも知れません。)

実際のところ、みなオジ家はこの4か月後にマンション(新居)を購入する為、諸経費と頭金等で500万円程を用立てなくてはなりませんでした。今思えば結婚式などを挙げていたら、これらの費用を捻出することは到底不可能で、新居購入はしばらく凍結せざるを得なかったでしょう。そうなれば、今後の投資活動の根底が崩れていたと思いますし、生活も極限まで切り詰める必要が生じることから夫婦仲が悪化して最悪離婚という事もあったかもしれません。

過去トピック 思い出語り~初めての不動産購入①は→コチラ

結果論的な側面もありますが…

勿論、みなオジの理論がすんなりと腹落ちするかと言えば、特に夢多き20代前半の女子にとっては、屈折した理屈が中々伝わるものでは無く、当時は妻も(世間体や一般的な常識を考え)結婚式くらいは挙げた方が良いのではないかと考えていたそうですが、今となっては「当時の会社での付き合いは極めて表面的なモノだったし、むしろしなくて良かった。」「そもそも、離婚していたら無駄な費用だったし」(←余計な一言)と事も無げに言っています。逆に、新婚生活のスタートに負担や制約を付けずに済んだ事に感謝しているとのことで、(プレゼントを奮発した甲斐もあってか)結婚記念日にみなオジ最大(唯一?)のファインプレイとお褒めの言葉を頂戴したのでした。

ちなみに結婚式をしない唯一のデメリットは、これまで自分たちが出してきた友人へのご祝儀を自分たちの結婚式で回収できなかった事位でした。(セコっ!)

ちなみに、この様に妻がやたらみなオジを褒める時は大抵良からぬことが起こる兆候なのですが、それは後編でお話するとして、幸せな結婚生活を長く送りたいならば、最初のイニシャルコストを抑えに抑えることが成功の第1歩と考えます。

もちろん結婚費用に関する考え方は各当事者の考え方次第であって、冒頭でも言った通り、本人たちの意思ではどうしようもないところで、(例えば、両親により)決定されるものでもあるので、こうあるべきとは言いませんが、若いうちに資金を集めて、自己投資や資産運用に回すことが成功の第一歩と考えるみなオジとしては、出鼻をくじくような多額の支出は、その成功スピードを皮肉にも削っている様に見えて仕方がないのです。

いかに早く双六をあがるか

みなオジの結婚式の例は結果オーライ的な側面もありますが、若い時はその様な(合理性に寄せた)視点を持ち合わせるのは難しく、損得勘定で割り切れるものでも無いかもしれません。そして若い頃に使う金にこそ意義があるという考え年を取ってから金を持ったとしても、遊ぶ相手も趣味も無く無味乾燥な人生になるという意見も分かりますが、個人的な考えを言わせてもらえば、極論、出来るだけ早く(生活の為に)働かなくても良い環境を作り出せるかが充実した人生が送れるかどうかの分岐点になると考えています。

例えて言うなら、いかに早く双六をあがることができるかという事ではないでしょうか。「双六をあがる」というと、その後の人生は惰性というか終わったかの様なイメージを受けますが、少なくとも生きるために働かなくてはいけないという状況は脱したという意味であると理解してもらえれば良いかと思います。

仮に40代で手元に1億円を持っていたとして、その1億円を3%という利回り(現状の投資環境を考えれば3%という利回りは、思考停止状態でも簡単にはじき出せるものです)で運用する事で、年に300万円のお金が確保できるわけです。

(人によって必要な生活費は異なるかも知れませんが)ある程度まとまったお金を確保できれば、少なくとも生活保障は果たされたと言えます。資金が目減りするかもという心配症な人や多少の贅沢をしたい人であれば、今の会社で働き続けるのも良いですし、今のポジションや業務が激務でストレスが掛かるというならば、例えば「降格願い」を出してペースを落とすなどして働いても良い訳です。それでは負けだろうとか、格好がつかないと考える様な人であれば、そのプライドを保てる働き方を探せばよいでしょう。年300万の生活費が確保できているならば、そのプライドを保つ働き方を見つけるハードルは低いでしょう。(まあ、一番良いのは、その様なプライドはさっさと捨て去れる「双六あがりの心境」に達する事だと思いますけど。)

人は生きるために働くという事を脱する事が出来れば、誰の為に働くことができるかや、自己実現の為に働くというモチベーションで働く事ができる様になります。これは、自分自身の経験から言える事です。いくらお金を持っていても、やりたくない仕事に従事する事や嫌いな人と仕事をするのは苦痛です。

みなオジが行う司法書士の事業も、この1本でやっていかなければならないと思えば、嫌な取引先に下げたくもない頭を下げなければいけないでしょう。やりがいが無い、または気が進まない仕事かどうかは二の次となり、収益のとれる仕事を優先的に進めなければならないかもしれません。

お金の「目先の価値」に振り回されない事が大切

もちろん、やりたくない仕事も引き受ける事が仕事の醍醐味だったり、駆け引きだろうという意見もあるでしょうが、自分にプライドを持って仕事ができるという状況が仕事の質に繋がるという事は言うまでもありませんし、仕事の質=生活の質であるのは間違いない事だと思います。

お金は目的ではなく、あくまで充実した生活を手に入れるための手段です。今回は「結婚式」という人生の一大イベントを例にお金の価値についてアレコレ記載しましたが、ある程度お金が貯まった時、もしくは中々貯まらないと思った時は、この記事を思い返して、人生のステージのどこで大枚を投入すべきか、それとも留保すべきかを見極めていきたいものです。

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みなオジアバター

港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。