ロレックス

ロレックスを買い取ってもらった時の話①

投稿日:2021年5月13日 更新日:

今回は、過去にみなオジが時計を買取ってもらった時の話をしてみたいと思います。これまでは購入一辺倒の話しかしていなかったので、「コイツどれだけ時計をため込んでいるんだ?」という疑問を持った人もいるでしょうが、我が家に立派な蔵がある訳でも無く、保管して家でうっとりと眺める、なんてこともできませんので、折に触れて整理をしております。増えすぎてメンテの行き届かなくなった時計を置いておくのもそれはそれでかわいそうですからね。やはり時計は使ってもらってナンボかな、と個人的に思います。

どんな時に売る?

時計に限らず、自分が所有するモノを売ったことが無い人は、一体どんな時に売るのだろうかと疑問に思う人もいる絵でしょう。多く場合は以下の5つのケースに当てはまります。

①増えすぎたから
②飽きた
③同じタイプの時計を買ったから
④次に買う時計の軍資金に変えるため
⑤遺産整理
どんな時に売るか?

①の「増えすぎたから」ですが、みなオジは基本的にきれいに保管したい(100万円以上の時計なら普通そう思いますよね?)ので、時計ケース(機械時計であればワインダー)に入れて保管しています。ワインダーに保管する事の是非はさておき、このケースに入りきれなくなった時が売り時と考えています。もちろん時計ケースを買い増すという選択肢もありますが、それも限度がありますからね。

次に②の「飽きたから」ですが、これは時計ファンから「あるまじき!」と言われそうですね。飼った(買った)からには最後まで面倒を見ろという、ペットにも似た感覚と言いましょうか…ただ、①にも通じますが、増えすぎて腕に巻く機会が減るくらいなら、使ってもらえる人にガンガン使って欲しいというのも、一つの親心かなとも思います。

③の「同じようなタイプの時計を買ったから」ですが、そもそも「同じような時計買うなよ!」という、ごもっともなツッコミが予想されますが、これも時計好きの性と許していただきたいところ。(変態的)時計マニアとなると、同じモデルを(型式とか色違いで)複数本所有している人も多く、それに比べればまだかわいい方かと…

また、ロレックスの場合は入手自体が困難な事もあり、最初に購入したモデルの1年後に本命のモデルに出会ってしまうというパターンもあります。特に最近では「購入制限」のルールがありますので、本命の購入制限モデルの素材違い(例えばステンレス×ゴールドのコンビ)に出会った場合などは、とりあえず「押さえ」で購入しておこうかという、戦略的判断も出てくるかと思います。それとは逆に、運よくサブマリーナの購入制限モデルを購入できた人が、その購入制限中に、青サブ(←これも、サブマリーナですが、これもコンビモデルで購入制限対象外)に出会ってしまったので、思わず衝動買いしてしまった、みたいなケースもあります(よくあるパターンか知りませんが、知り合いにいます)。

④の「次に買う時計の軍資金に変えるため」というのが、最も王道かつ建設的なパターンではないでしょうか。やはり、一度良い時計を買うと、次に買う時計はランクを落とせないものです。みなオジ蓄財法的には、買い替えるごとにグレードを上げる様な買い方をする(つまり、生活ランクを落とせない)人は、基本的にお金が貯まらない人の典型だと、以前別のトピックでお伝えしていますが、同時に「良いものにはお金をケチるな」理論も展開しています。(一見矛盾していそうですが、似ているようで全然異なります。言い換えれば、安物買いの銭失いと言っても良いでしょう。)

腕時計のコレクションがお遊びの域を出ないのなら、むやみにお金をつぎ込むのは無駄遣いに過ぎませんが、時計を現物資産の投資(つまり本気の収集)という目線で捉えているのであれば、中途半端に取り組む方が損失を招きやすいと言えるでしょう。つまり、中途半端なモデルを何十本も収集するのでは無く、厳選された選りすぐりの数本を保有するほうが、結果として資産を増やすことになる、ということです。

そもそも論ですが、現物投資は、資金が十分に溜まり、株式や投資信託、不動産投資をしても更に手元資金にゆとりのある様な人が、ポートフォリオの一環として趣味と実益を兼ねて行う、という感じで手を出していると考えた方が良いです。いわば、絵画の収集と同じで、金持ちの道楽の様なものです。彼らはコレクションが値上がりすればラッキーくらいに考えていて、値下がったところでそれ程気にする人種ではないのです(家や会社に飾っておけばよいのですから)。生活ギリギリの人は、時計は実需のみで購入した方が身のためでしょう。

⑤の遺産整理は…まあ、その辺りは家族の一存で決めてもらいましょうかね。

いま、注目を浴びるロレックスを始めとする腕時計の転売についても、既に一部ではバブル的な加熱ぶりを見せており、いずれは終焉(沈静化)を迎えると思います。また、ブランドのいくつかはその値動きについて行けず、暴落する可能性もあるでしょう。

売るというのに抵抗を感じる人もいますし、今は使わなくてもいずれは自分で使ってみたいと思うかもしれない事を考えると、ただ自宅で眠らせるだけでなく腕時計を預託してお金を稼いでもらうというのも一つの方法かと思います。

売り方の種類

売り方については下記表の様な方法があります。今回は、個人が事業としてではなく、単発で売却するという前提で説明します。

①オークション、フリマ
②直接売買
③委託販売
④買取店、質屋(下取り含む)への買取

みなオジが利用したことがあるのは、①オークションと②買取店による買取です。それぞれに長所と短所があるので、売るものによって使い分けるのが良いでしょう。

①オークション、フリマについては、買取店を通さない、つまり中間マージンを抜かれない直接売買が可能になるので一番高く商品を売ることができます。しかし、買い手の立場で見れば、オークションは実物を見る事が出来ず、更に相手の素性も分からないことから高額商品は取り扱いにくいと言えるでしょう。また、不良品が引渡された時の対応も誠実ではない可能性もありますし、(逆に言えば、売主にとっても返品リスクがあります)リスクがあると言えます。なお、商品の不具合についてはオークション主催者による保証制度はあるものの、輸送中の故障も想定した上で細心の注意を払う必要があるでしょう。ただし、対象商品がメーカー保証内であればメーカーに対応してもらうという手段も執り得るでしょうが、それでも輸送者の過失だったり、表面上の小傷の様な機能に関係しない瑕疵に関しては保証対象外です。ロレックスなどの高級機械時計は非常に繊細ですので梱包も厳重に行う必要がありますし、基本的に運送会社の賠償責任保険ではカバーしきれないので、自ら保険に加入する必要もあるでしょう。その為、これらのクロージングまでの気苦労やコスト・手間を考えると、やはり高額商品になればなるほどオークション・フリマには適さないかもしれません。

かくいうみなオジは、G-ショックの売買で、よくヤフオクのお世話になりました。昔は3%くらいの手数料でしたが、現在はオークション利用手数料は8.8~10%となっているので、100万円を超える物品の出品は(上記のデメリットも合わせて)あまり旨味が無いのかなと。

日本のオークションサイトというと、「ヤフオク」のイメージが強いですが、時計に特化した「トケマ」などのサイトがあります。間にプロ(サイト運営者である「大黒屋」)が入るので、偽物を掴まされることはありませんし、上記の様な品質に関するトラブルも少ないのでおススメです。(実際に利用した経験はないですが、スキームを見る限り、お得に取引が出来そうです。)

②直接売買という方法もありますが、自分で買主を探さなくてはいけないので、あまり実践的ではないかもしれませんね。職場の同僚や友人で腕時計好きな人がいれば、雑談の中で「格安で譲ろうか?」みたいに話が進むかもしれません。(レアケースかもしれませんけど。)

③委託販売は、④の買取店が行う買取のバリエーションの一つです。委託販売というのは、販売対象の時計を委託先の店舗に預けて、ホームページや店頭で時計を掲載して販売してもらうというものです。時計が売れた場合は、売買価格の数パーセントが店舗の手数料として差し引かれた額が入金されるという仕組みです。買取りの場合は基本的に相手の言い値で売却する事になりますが、委託販売であればある程度売出し価格を決める事が出来るので、直接買取りよりは高く売れるかも知れません。しかし、いつ売れるかわからずすぐに現金化できない事、時間の経過とともに価格が下落する可能性があり、デメリットも多い販売方法です。

④一番スタンダードでかつ迅速・安全なのが、買取店質屋に買い取ってもらう方法でしょう。専門業者に買い取ってもらうので後腐れ無いですが、買取価格に納得できないケースもあるでしょう。また、買取時には価格交渉がつきものですが、基本的に相手も商売で行っているのでこちらの足元を見てできるだけ安く購入(いわゆる買い叩き)しようとします。その為、売り手もそれなりに買取市場の下調べや理論武装等をして有利に交渉を進めるという努力も必要でしょう。最近は、価格ドットコムの様な比較サイトもあるので、自分が売ろうとしている物品がどのくらいの買取実績で推移しているか把握する事が出来ますので、参考にしても良いでしょう。

また、新しい腕時計を購入する予定があれば「下取り」に出すことで、相場よりも高く買い取ってもらえる可能性がありますし、その店舗で購入した商品であれば査定額に割増して買い取ってくれるサービスがある店舗もあります。

高く売るコツはあるの?

自分が愛用した時計だからこそより高く評価して欲しいと思うのが、当然の気持ちでしょう。しかし、店に闇雲に商品を持って行っても、満足いく査定額は提示されません。売却する対象が高級腕時計の場合は、高く売るには多少コツがあります。

少し長くなりましたので、本日はここまでとします。上記の通り、高額査定となる傾向や特徴もありますので、みなオジが実際の売却経験で得たテクニックでいくつか実践的なモノを次回「パート2」として紹介します。

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港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。