
とある金融機関にいった時のこと、商談ブースに上の卓上カレンダーが置いてありました。『「怒り」を表現する言葉をたくさん使おう』というキャッチコピーが目に入り「ここ、サラ金だったっけ?」と、一瞬ギョッとしましたが、これはアンガーコントロールの講習で良く目にするものだと思い出しました。(これ、知らない人はびっくりするだろうなぁ…)
『「怒り」を表現する言葉をたくさん使おう』というのはどういう意味かというと、怒りの表現というのは色々な種類があり、強い言葉から弱い言葉まで頭の中にたくさんストックしておくことで、場面に応じた怒りの表現を使い分ける事ができるというものです。こうする事で、自分の怒りの程度を自分自身で認識する事ができ、結果として自分の怒りの感情を制御できるという理屈です。
怒りの言葉を多く持つ人ほど感情的にならず、結果的に相手に対して(威圧感を与えることなく)自身の怒りを伝わりやすくできると言われており、どちらかというと短気なみなオジですが、研修を聞いた時、「確かに切れやすい人ほど、怒り方がワンパターンだ(語彙力少ねぇ)な」と妙に納得したものです。
・むかつく
・腹立つ、頭にくる
・心外だ
・失礼極まりない
・遺憾だ
・怒髪冠を衝く
・馬鹿げている
・理解できない
・ウザイ
・イラつく
古めかしい言い方、感情的な言葉、フォーマルな物言い、砕けた言い方、オブラートに包んだような曖昧な表現、怒りというより諦観が滲んだもの、最後の「ウザイ」の様に何にでも使えるが、結局のところ何も表していないような言葉もあり、羅列してみると怒り系のワードはバラエティに富んでいるなと感じました。(そういえば、既に死語かも知れないけど「激おこ」なんて言葉もあったなぁ。)
「ヤバイ」とかむかつくとかどんな場面でも使える言葉を多用していると、語彙力が低下して、いざという時にきちんとした(効果的な)言葉を選べなくなってしまいます。特に怒りや悲しみを表現する時は、特に相手の受け取り方まで考える必要があり、果たして自分はきちんとこれらの言葉を使い分けできているか、心情に合った言葉をチョイスしているのだろうかと、ふと思い返すきっかけとなった出来事でした。