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「金持ち父さん貧乏父さん」をいまさら解説

投稿日:2020年11月4日 更新日:

みなオジがこのブログを始めた理由の一つが、この本を皆さんにお勧めしたかったという事です。今でこそ、お金にまつわる本は溢れんばかりに書店やウェブ上で取りざたされていますが、個人的には「金持ち父さん貧乏父さん」に敵うものはないと信じています。後発の本ももちろん色々な気付きを与えてくれますが、どれもこの著書をベースとした理論やメソッドだからです。この本の著者ロバート・キヨサキは生まれながらのお金持ちではありません。また、特別な能力、学歴、知名度や人脈を持っているわけでもありません。著者の様にいわゆるどこにでもいる人間であっても、固定観念に縛られず、柔軟な思考力と素直な吸収力さえあれば資産家となれるのだという事を、若かりし時の(当時本当に貧乏だった)みなオジに教えてくれました。「金持ち父さん貧乏父さん」は、みなオジが過去何百冊と読んだ本の中で自分の人生を変えた最高のバイブルだと思っています。今更感はあるかとは思いますが、今回はこの本に対する敬意をこめつつ、皆さんに紹介します。当時の自分では知識では理解できていなかった部分についても改めて触れて、あの時から多少成長したみなオジは今どう思うか等、感想と多少のアレンジを加えながら書いていきたいと思います。

この本の構成は「6つの教え」と「3つの実践」ですが、ここでは「6つの教え」について紹介します。

この本に出会ったきっかけ

本書は1997年に上梓ですか…、この手の本はなるべく早く読むことが良いのでしょうが、人生に行き詰っていないと、こういう本を読んでみようと思わないのも、ある意味真理でしょう。みなオジも実際にこの本を手に取ったのは、30代の直前でした。当時はとにかく、やる事全てが上手くいかず、若い頃は何でもできると思っていたのに、周りからも差を付けられて、結局自分は何者でもないのかと、ただただ苛立っていたと記憶しています。この様な状況に陥って手に取った本が「金持ち父さん貧乏父さん」だったのです。出版から既に相当時間が経っていましたし、特に誰かから勧められたわけではなく、投資に手を出していた訳でもなく自己啓発系の書籍もこれまで読んだことがありませんでしたので、この本を読んだのはまさに偶然だったと思います。このジャンルで初めて触れた本が別のものであったら、みなオジはまた別の人生を歩んでいたかもしれません。

2人の父さんとは?

まず、この本を解説する前にロバート・キヨサキが何者かを説明しなくてはいけません。ロバートは父と呼ぶ二人の人物がいましたが、実の父は勤勉でまじめな公務員(教師)で学歴も高いインテリ。もう一人は友人の父親で会社の経営者でハワイでも指折りの資産家、学歴はないがお金に対する知識は豊富で、ちょっとクセが強い。この様な対照的な父から、お金を手に入れる仕組みについてロバート少年は学んでいく、という展開になります。結果として、実の父親は「貧乏父さん」となり、ロバート少年の反面教師(皮肉ですが)となってしまいます。

では、ロバートにお金に関する知識を与えた「金持ち父さん」はどのような事を言っていたのでしょうか。

お金に関する6つの教え

第1 金持ちはお金のために働かない

そもそも、ロバート少年がお金について関心を示すようになったのは、実家がそれほどお金に恵まれていなかったからです。そして、金持ちが多く通う学校に入学してしまったが為に学校で友達から揶揄われたことをきっかけに、ロバートは実の父にお金持ちになる方法を聞いたのです。働く事に勤勉な実の父でしたが、残念ながら、お金を稼ぐという事自体には関心を持っていなかった為に、その方法を実の息子に教えることができなかったのです。でも、これってどうでしょう?自分の小学校に上がった自分の子供がこんなことを聞いてきたら、普通の親は「そんなことは後から考えて、まずは勉強をしろ」というのではないでしょうか?つまり、アメリカのみならずお金に関する興味や金儲けの知識はちょっとしたタブー的になってしまっているのです。もしくは、純粋に勉強することが金持ちになる唯一の方法と信じているのかもしれません。たしかに、ある意味ではこの理論は正しいのかもしれません。勉強して、いい学校を出て、いい会社に入ることができれば、少なくともサラリーマンという社会ではお金持ちの部類に入ることができますから。ここでいう「金持ちはお金のために働かない」というのは、まさに、サラリーマン的な働き方をしないという事なのです。

みなオジも20代はそのような考え方でした。サラリーマンを辞めたのは、この本に影響を受けてサラリーマンとして給与を貰うという生活の限界を感じたからではなく、ただ単に会社選びを失敗したためにより良い会社に入りなおそうとしたに過ぎなかったのです。また、一念発起して司法書士を目指したのも、普通のサラリーマンではなく、特別なスキルを持ったサラリーマンになりたいという思いがあったからです。みなオジの20代の行動は無駄とは言いませんが、ことお金を稼ぐという観点ではあまり意味のない動きをしていた、つまり労力の割に報われないことに費やしていたのです。無駄ではなかったといいましたが、その理由としてはサラリーマンは仕事をしながら経験やスキルを身につけることができますし、言い方悪いですが仕事で失敗したとしても、サラリーマンとして負う責任はごくわずか(客や上司に怒られる程度)ですので、給料を受け取りながら失敗も含めて試行錯誤できる期間として利用できるというある貴重な時期でもあります。経営者、投資家であってもスモールスタートは可能でしょうが、自分の失敗により再起不能なダメージを負う可能性もあるので、サラリーマン時代の失敗だらけの経験は振り返ると悪い事ばかりではなかったです(みなオジは負けず嫌いです)。

第2 お金の流れの読み方を学ぶ

ロバートは、まず「負債」「資産」や「収入」「支出」といった会計のごく基本的な考え方を身に付けようと言っている。(広義的には会計学とか経済学の様な学問も知るべきとも記載しています。「第4の教え」P125 )著書内ではこれをファイナンシャル・インテリジェンスと呼んでいるが、学校では「大人になってお金を稼いだら、お金はポートフォリオを組んで…」などとは絶対に教えてくれません。せいぜい、貯金しましょう、とかお金は大切に使いましょうといった程度でしょう。ロバートは金持ちの定義を、「お金を稼ぐことができる人」ではなく「お金を持ち続けることができる人」だといっています。つまり「働かなくても良い(お金がある)状況にある人」こそが真のお金持ちなのだと。ロバートは第2の教えで、この「お金の流れ」について、以下のような言葉でわかりやすく例えています。

 

「ここまでの道のりは木を育てるのに似ている。何年もの間水をやり、手をかけてやれば、ある日、木はあなたを必要としなくなる。根が十分深いとこまで達したのだ。それ以後は、木は心地よい日陰を与えてくれ、あなたはその下で自由を満喫すればいい。」

みなオジ的には、ロケットの打ち上げにも似ているなと考えています。発射時はは非常に大きな推力を必要としますが、大気圏に近づくにつれ噴射を弱めることができ、地球を抜ければあとは勝手に軌道を動くようにな感じがそうかなと。まあ、例えは何でも良いと思いますが、要するに最初の内に苦労をすることで、後は勝手に進んでいけるという事です。ただし、人間は若いうちこそ色々な誘惑があり、その時点でこの理論に気が付けるのはほんの一握りだと思います。

恥ずかしながら、みなオジはこれを読むまでロクにB/S、P/Lを見たことがありませんでした。正確には仕事で「見る」ことはあったのですが、帳簿や財務諸表は会社だけの問題でサラリーマンの自分には関係ない話だと思っていました。つまり正確に言えば、見てはいたのですが、きちんと向き合ってこれらの中身の数字の意味を考えたことはなかったのです。みなオジはこの本を読んで初めてきちんと簿記を学ぼうと決め(真面目か!)、簿記2級の学習と並行して、株式やFX等で運用をしロバートの実践編に取り組みました。正直言うと、ロバートのいうお金の流れは日商簿記の試験を受けなくても理解することができますが、投資家と個人事業主で生計を立てるようになった今では(たかが簿記2級の知識ですが)非常に役に立っています。おかげで今でも、自分の資産状況とキャッシュフローは瞬時に頭に浮かびますし、家計の規模が大きくなった今でも、つまらないものに支出しないように無意識に行動できているのも、ロバートのお金の流れを理解しているからだと思っています。

簿記

この様に、みなオジはお金の流れの重要性には全面的に賛同していますが、一方でこの章でロバートが言っている「持ち家は(資産ではなく)負債」という考えには、少々疑問を持っています。ロバートのいう「資産」とはお金を生み出す財産であって、お金を生み出さない財産(バッグ、洋服)は全て「ガラクタ」と呼んでおり、「持ち家」もお金を生み出さない点では資産ではないと言います。しかし、みなオジがこれまで築いてきた資産の多くは「持ち家」を活用しながら得たという自負があり、いくつか反論をしたいと思います。

ます、ロバートの理論では収入が増えた場合でも、それにつられて支出を増やしてはいけない。そして先述の「持ち家は負債」理論により、持ち家は専ら支出を増やす要因であると主張します。しかし、ロバートの持ち家負債理論に「みなオジアレンジ」を加えることで次のように昇華させました。「みなオジアレンジ」とはこうです。ロバートは資産の購入順序に厳しい優先順位を付けています。ロバートの考えは自宅を持ち家で持つのは無駄、そうしたいなら最後にすべきといっています。

しかし、みなオジは最初に購入した不動産は持ち家でした。ただ、自己の持ち家に固定することはしませんでした。つまり買った住居は数年後には賃貸物件に転用し、その賃貸物件が生み出す家賃収入が次みなオジが住む住居資金の元手になり、これを繰り返すことでほぼ永久機関としての資産が完成するという訳です。

一方、ロバートの理論では、資産やお金が増えても、いつまで経っても持ち家は賃貸で住むこととなります。そして賃貸で家賃を払う以上、ロバート的には居住費は費用(支出)と認識されることになり、究極的には賃料も贅沢な部分は後回しの対象となるのです。ロバート程の資産家でも住宅に掛ける費用も(他の消費財と同様に)抑えるべきと考えるならそういう選択もありでしょう。

しかしみなオジは、自分はもちろん、自分の家族にもそれなりの住宅に住んで欲しい。住宅にお金を掛けることは幸福な暮らしに資するものであり、そこへの支出は後回しにして良い分野とは思いません。むしろ住宅費を必要以上に削るあまり、不便な場所や治安が悪い場所に居を構えた結果、交通費や移動時間が余計に掛かり、思わぬトラブルに巻き込まれないとも限らない。こうなるとまさに人生の消耗である。自宅への投資は、他の消費財への支出とは同じ軸で評価するべきではなく、優先順位は高いと考えます。

以上からみなオジは、自宅であっても持ち家推奨派なのです。もちろん住宅への支出も度が過ぎればムダな支出に繋がる危険性がありますが、これも持ち家であれば最終的に回収することができることから、そこには十分にお金をかけても良いのではないでしょうか。よって自宅の購入の際は、自分が住んだ後にいつでも売れる、貸せるという選択肢がある希少性の高い物件を選ぶべきというのが「みなオジアレンジ」なのです。

もしかすると、ロバートが持ち家を「負債」と考える根拠は、住居は会社経費で借りることを前提につまり節税が可能(これは第4節で記載されています)な領域と考えるがゆえに、あえて持ち家に住むメリットを見い出せず、結果として「持ち家は負債」だ、と警告をしているのかもしれません。また、みなオジ理論であっても、自分が住んでいる間は、その不動産は直接的には収益を生まない不動産であることから、両者は最終的には同じ理論に帰結するとも言えますね。ロバート信者のみなオジが敢えて引っかかる点として、この「持ち家負債理論」を挙げてみました。

第3 自分のビジネスを持つ

ロバートの実の父親は、ロバートに良い職業(勤め先)を見つけることを勧めました。一方、金持ち父さんは良い資産を手に入れるように勧めました。いい会社に入れとはみなオジの父も何度となく私に言ってきたことですし、世界の多くの親が「たくさん勉強して、良い勤め先に入って欲しいと考えている事でしょう。しかし、金持ちの最短ルートを辿りたいなら、金持ち父さんの言う通りに良い資産を(できればなるべく早く)見つける必要があるとロバートは説明します。

これまでの教えでは、二人の父さんが反対の教えをロバートに伝えていましたが、貧乏父さんである実の父の教えは全て間違いだったのでしょうか?みなオジはこの点、良い勤め先を見つけることと、その手段としての勉強を行い良い学校にいく事は良い資産を見つける過程で重要だと考えます。つまり、金持ち父さんの教えだけを聞いていれば、資産家になれるというのには普通の人にはハードルが高いのではないでしょうか。かくいうロバートも最初から投資家であった訳ではなく、最初はサラリーマンをしながら、資産を増やしていました。では、勉強もせずに、零細企業に入社して働きながら資産を作ることはできるでしょうか?みなオジは無理とは言いませんが、かなり難易度の高い挑戦になると思います。もちろん、零細企業で働きコツコツとお金を稼ぎ、その間節約をすることで資産を積み上げていくことはできるでしょうが、その時あなたは何歳でしょうか?残念ながら投資には人間の成長期と同様ゴールデンタイムがあり、その時期を過ぎて資産を形成しても、その資産は大きく育つことはないのです。大企業であれば、資産形成に必要なお金も比較的早く貯めることができますし、自由な時間も零細企業で働くよりは確保しやすいのです。みなオジも、色々な規模の会社で働いていましたが、はっきり言って一番給与が安かった会社が一番暇が無かったです。こうして安い給料でこき使われるスパイラルに陥ると、お金だけでなくお金の流れの読み方(6つの教えの「第2」)を学ぶ時間すら確保することができませんでした。一見、お金を稼げない仕事(勤め先)の方が時間のゆとりはありそうなイメージがありますが、体験上、全くの逆です。投資家として金持ちになるという目標を持っているから、サラリーマンとしての自分は切り離しが効くと思っていると、逆に足を引っ張られる結果になります。投資家から言わせると、サラリーマンはあらゆるもの(税金や時間、メンタルなど)搾取される存在ですが、サラリーマン経験を有するみなオジから言わせてもらえば、サラリーマン収入もリスク分散の一つですし、サラリーマンならではの特典(経験、厚生年金、健康保険、そして何より信用)も素晴らしいものがあります。どちらがいいという話ではなく、バランスよく併用するのが資産家への近道ではないでしょうか。

第4 会社を作って節税する

サラリーマン根性が抜けていないと、この内容もイメージしにくい部分になると思います。サラリーマンと投資家・個人事業主で一番違う点は、前者は節税の術が無いということです。サラリーマンと個人事業主がパソコンを買っても、その購入価格は後者では実質的に2~3割くらい安く購入できることになります。これをロバートに言わせるとこのようになります。

会社を持っている金持ちは

1.稼ぐ 2.お金を使う 3.税金を払う

会社のために働いている人は

1.稼ぐ 2.税金を払う 3.お金を使う

両者の間では、2.と3.が入れ替わっているだけですが、シンプルな分、みなオジは目から鱗でした。

また、個人事業主を更に効率化し昇華させるのが会社設立による節税スキームです。これは所得税と法人税の税率の差を利用したもので、今では多くの不動産投資家がペーパーカンパニーを利用して事業を行っています。ある程度の規模感が無いと、法人化のコストは回収できませんが、社長である自身の生計を立てられるくらいの規模になったのであれば必須のスキームです。

第5 金持ちはお金を作り出す

この教えでは、・お金は実際に存在しない、という事と、・お金を作り出す、という意味について説明しています。

・お金は実際に存在しない

お金という存在にとらわれると、お金という実物を稼ぐことしかイメージが湧かなくなるという事を言っています。つまりお金のために働くという結果に陥ってしまうと。しかし、お金とは「『これがお金だ』とみんなが同意したものだ」と考えれば、アイディア次第でゼロからお金を生み出すことが可能になるという事を言っています。お金は確かに、紙幣・硬貨という形でありますが、現物を追っかけている限りはお金持ちにはなれませんよ、という事をロバートは言っているのです。確かに、現物のお金をみると安心しますが、ロバートは勇気と行動力がお金稼ぎには何よりも大切と説いています。

・お金を作り出す

ロバートは例えとして、競売不動産を利用した転売スキームを紹介しています。ここでは上述した「ファイナンシャル・インテリジェンス」について言及をしています。学校での勉強よりも「会計力」「投資力」「市場の理解力」「法律力」が重要といっています。みなオジ的には「市場の理解力」が獲得するのに一番経験を伴うものだと思います。なぜなら、市場の理解には消費者の購買心理やニーズを読む力が必要なので、社会に出ることなくそれを身に付けることは大変だと思うからです。また、投資力には知識だけでなくその人の「胆力」「決断力」が必要ですので、性格上どうしてもできない人も一定数は出てきてしまうと思うからです。

そういう人は、みなオジの様に相当追い詰められるか、投資のチュートリアルで疑似体験を増やしながら鍛えるか、もしくは(非常に効率が悪いですが)専門家にお金を払ってパッケージングしたビジネスモデルに乗っかってビジネス(もどき)を行ってみる事くらいしか方法がないのではないと思います。ちなみに「ビジネスもどき」の代表はコンビニなどのフランチャイズの枠組みでの経営です。みなオジ的には最後の方法は、上前を跳ねられるだけなのでお勧めはしません。

第6 お金のためではなく学ぶために働く

ロバートは、学ぶことの大切さと、学ぶ方向性を間違わない事を・女性新聞記者とのエピソードと、・ロバート自身のキャリアパスを例えに説明しています。

・女性新聞記者とのエピソード

ある時ロバートに取材した新聞社の女性記者から、「ベストセラー作家」になるにはどうしたらよいか?と聞かれ、セールスを学ぶスクールに通うべきとアドバイスしました。女性記者は英文修士を取得していて、実際に高い文章力を持っていましたが、その知識はお金持ちになることには直結していないという事を言ったのです。その記者はロバートのいう事が理解できず、帰ってしまいましたが、その女性だけでなく、多くの才能ある人が同様であると言っています。

これについても、みなオジは頭をハンマーで叩かれたような衝撃がありました。みなオジもまさに、専門性を身に付けることが金持ちになることだと考えていたのですから。まぁ、みなオジの場合は、金持ちになりたいというよりもそれ以前に、人並みになりたい、人から認められたいという方が強かったかもしれませんが、これを機にバランスの良い学びを意識するようになりました。司法書士に固執しなくなったら、ほどなくしてその司法書士になることができたというのは、なんとも皮肉な結果なのですが、この様にマインドセットしてから、みなオジの状況は変わっていきました。

・ロバート自身のキャリアパス

ロバートは経営者、投資家になって、この著書を書く前はどのようなキャリアだったのでしょうか。結論から言うと、学校を卒業後「石油会社」「海兵隊」「複写機の販売会社」を渡り歩きました。この節を読むと一つ一つのキャリアで何を目的に仕事をしていたのかというのが非常に理解できます。もちろんその目的とはお金ではありません。

・石油会社…国際貿易に関する知識、アジアのマーケットチャンス、貿駅を通じて出会った人との交流でその国の文化ビジネス習慣を学ぶ
・海兵隊…リーダーシップ論
・複写機販売会社…セールススキル(度胸)

ロバートは、この三つの中からセールスとマーケティング、つまり売る能力(平たく言えば、コミュニケーション能力)といっています。また、学びは深く修めるものではなく、浅く広く学べと言っています。みなオジも司法書士として収入を得ていますが、はっきり言って純粋な司法書士としての仕事は行っていません。もちろん司法書士という仕事も、その専門性に真摯に向き合えばかなりの収入を約束してくれるものですが、それにプラスしたサブスキルを持っている司法書士の方がもっと成功(金銭的に)しているイメージがあります。もちろん、司法書士をやっていると昔ながらの職人気質の司法書士もかっこいいと感じることがありますが、私には少し向いていないようです。専門性を身に付けたが為の弊害もロバートは言っています。自分の父親を例に、教師という専門職の中でその能力を高めるごとに父の給与は増えたが、その世界からドロップアウトした後に残ったものは何もなかったと。公務員といえども、宮仕えがいかに弱い立場かというのをロバートは同時に教えてくれました。

人は自分の持つ専門性が高ければ高くなる程、他のスキルには頼れなくなってしまうジレンマがあると教えてくれたことで、みなオジは司法書士資格を取得した後、開業することも一瞬頭をよぎりましたが、いったんそれ以外の経験をしようと、しばらくはサラリーマンを続けたのですが、今振り返るとまさにこの考えは正しかったと思います。

最後に

いかがだったでしょうか??冒頭で記載した通り、この本は出版からかなり時間が経っています。私も久しぶりに読み返してみましたが、今のみなオジの経験値でみると新たな発見もありますし、別の解釈で読むこともできました。この本が出版されてから同じようにお金に関する本が多く出版されていますが、基本的にこの本に書かれている事がベースになっているか、焼き直したような内容がほとんどです。みなオジも他の本を読みましたが、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでおけば、ほぼ理解できるのではないかと思います。若い人たちの中には、この本を読んだことがない人も多いかもしれませんが、お金持ちになりたいというヒントを知りたい人だけでなく、なぜ働かなくてはいけないのか、働く目的を考える人も、一度、この本を読んで欲しいと思います。

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みなオジアバター

港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。