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転職の動機を振り返って

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皆さんは、転職をしたことがありますか?厚生労働省の調査によれば若年層転職経験者の転職理由は以下の様らしいです。

・労働時間・休日・休暇の条件が良くない…30.3%                             ・人間関係が良くない…26.9%                                      ・ノルマや責任が重すぎる…13.9%                                    ・会社に将来性が無い…12.0%                                      ・結婚、子育てのため…10.8%                                       ・健康上の理由…9.2%

引用元:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査」若年層(15~34歳)の転職経験者の転職理由

転職経験多数のみなオジからすると、どの理由も理解できますし、いつの時代も変わらないなぁと思います。実際、みなオジが転職した時も上位4つが複合的に絡まりトリガーとなっていたと記憶しています。

札束で顔を叩かれれば大抵の事は乗り越えられる?

一方でこれらの理由はちょっとザックリしすぎているなとも感じます。例えば、就業条件やノルマや責任が重すぎるというのはそれに見合う報酬・給与があれば、もしかすると乗り越えられる問題かもしれません。

個人的な経験談で恐縮ですが、どんな会社でも人間関係の問題は多かれ少なかれあると思われ(全くないという人いるんでしょうか?)その時に、薄給時代もしくは派遣社員の頃であれば、こんな安月給でこんなイヤな野郎の面見て仕事するのは勘弁願いたいと未練なくスパッと辞めたものですが、給与が大台近くになると、こんな老害を相手にしてるだけでこんなに給与いただけるんだから、有難いものだと、自分でもかなり達観したなぁと思ったものでした。

結局のところ、給与の良い企業でなければ人材を維持し続けるのは難しいという裏返しとも言えるでしょう。また、皆さんが転職する際は、採用試験を受ける会社の「3年離職率」や「社員の平均在籍年数」を見てみるのも有効でしょう。これらの資料は就職四季報を調べれば掲載されています。これらの内容を直接面接で聞くこともできますが、人事担当者に聞くとイヤな顔される可能性がありますが、イヤな顔度合いでお察しする事も可能ですので勇気のある人は、面接で質問してみましょう。

「スキルアップ(自己成長)」という理由がないけど?

ちなみに、自分のスキルアップの為という転職理由は出てこないですねぇ(もしかして、「会社の将来性が無い」に含まれている?)。これまで、みなオジも面接で良く使った転職理由ですが、この厚労省の調査はかなり本音ベースで答えているようです。

普通、面接で「転職の動機は何ですか?」と聞かれて「会社の人間関係です」と答えるのは勇気がいるものです。仮に健康上の理由だったとしても、健康面を心配されるリスクを恐れて、正直に言うのは躊躇われますからね。

会社の将来性が無いのは、あなたの見る目が無いから?

転職理由の中に会社の将来性に触れているものがありますが、これは新卒時の就活で大失敗したみなオジ的には耳の痛い話です。というのも会社の将来性が無いのに、なんでその会社に入っちゃったの?という、壮大なブーメランに他ならないからです。

「業界の将来性が無いので転職を考えています」というのは、更に理由としてはみっともなく映ります。新卒で入社して30年も経過していれば、自分が選んだ業界が衰退したとしても、まぁ予見できなくても仕方ないよなと思いますが、これは若年層(15~34歳)の調査結果ですよ?5年先の将来が見通せないというのはビジネスパーソンとして、分析力も先見の明も無いと言っている様なモノですからね。

とはいえ、そんなみなオジも新卒は見た目の派手さで業界選びをしてしまい、見事に斜陽産業に飛び込み、案の定3年で業績が傾いた会社から早期退職勧告を受ける羽目になってますので、これは自虐ネタとなっている訳ですが(笑)。

転職は「スキル・実績」と「転職動機・情熱」の掛け算で決まる

とはいえ、みなオジの様な転職のプロ(?)になると、転職理由はもはや自己正当化の格好のアピールのチャンスであって、いかに自分の不満を不満に見せないようにできるかという匠の技に昇華させました。転職成功の肝は、スキルを高め実績を積むだけでは実は不十分で、そこに万人が納得できる「転職動機」(=「情熱」とも言う)というソフト面をミックスさせることです。

私自身も選ぶ側に立った経験があるので分かるのですが、面接官や人事担当者はいくら求職者のスペックが高そうに見れても、不純な転職理由が窺えれば排除していくものです。転職理由が適当だと短期間でより条件の良い企業に転職されたりするのではと疑われる可能性があります。例えば、弁護士資格や会計士資格の様なプラチナ資格を持っていても、転職理由や情熱が不明瞭だと、すぐに独立されたり腰掛けに使われるのではと不安を煽ってしまい、意外と採用に至らないという事も多いのです。

転職は「しないに越したことはない」のは確か

何度も言っている様に、みなオジ自身はかなりの転職経験者ですが、転職なんてしなくて良いのであればしないに越したことは無いのです。

誰しも歳を重ねて、社会人経験を積めば、どの業界、どういった会社が良いという判断の精度が高まるものですが、大学の就活時にその様な知識を持つのは難しいので、就活の際には自分のイメージ・こだわりは一旦リセットして、多くの人の意見を取り入れるのが良いと思います。

どこに就職するかというのは自分の人生だし、できれば自分の直感に賭けたいと考えたくなるものですが、会社の評価というのは多数派の意見が正しかった(少なくとも間違いではない)という事が多いです。他人の意見に自分の人生を委ねるのは抵抗がありますが、自分の知識が未熟だと自覚しているならなおさら、ここは多数派の価値観に乗っかってみてはどうでしょう。

転職なんてものは、最初の就職で間違いさえしなければ、行う必要のないものですが、転職をしたことのない人と、経験者では、転職スキルが違うので、転職先の成功確率や満足度としては経験者の方が高い傾向があります。

さいごに

転職はドーピングと通じるところもあり、転職するごとに耐性が付き、反復性が高まるので、節制できる自制心も必要です。

みなオジの様にジョブホッピングが成功すると、かなりの好条件をもらっていても、まだ上がっていけるのではないかと、数年ごとに転職の誘惑にかられるという禁断症状が出たものです。禁断症状が出る事自体は仕方が無いことですが、それに伴い仕事へのモチベーションが下がるという副作用があるので、まっとうは社会人キャリアには弊害となる場合があります。

司法書士という資格で独立しなければ、次の転職で失敗していた可能性が高く、皆さんは安易に転職に頼らないようにしてくださいね。

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港区オジさん(みなオジ)です。
長い極貧オジさん生活を経て、いつの間にか小金持ちのアーリーリタイアオジさんにクラスチェンジしました!
投資家と司法書士の肩書を有する一方、妻の尻に敷かれるちょい駄目オジさんの異名も持つ。